
レントゲンは、かかりつけの病院で撮ってもらったのを持っていったので診察のみです。
歩き方をみて、触診して、レントゲンをみて…
すごい詳しく説明してくれた。
まず両前足は、肘関節形成不全(中程度~重度)・鈎状突起分離
たとえるなら、サイズの合わない小さい靴に小石がつまっているような感じと言われた。
今は80%ぐらいの動きになっているらしい。
で、手術でその小石を取り除くことはできるけど、サイズの合わない靴は変える事は出来ないと。
だから、痛みがなくなっても、80%の動きは変わらない。
前足の手術はお勧めはしないとのこと。
内科的治療(痛み止め・サプリメント)でいくほうがよい。
後ろ足は、股関節形成不全(中程度)。
右のほうが悪いが、左もけっこう悪い。
股関節に関しては、3つの方法がある。
内科的治療・骨頭切除・人工股関節、この3つ。
ただ、ジャーマンシェパードは後ろ足が他の犬と違い、斜めになっているので、人工股関節は少し難しいとのこと。
でも、うまくいけば新しい股関節が出来るので、すごくいい感じになるとのこと。
ただ、人工股関節にはリスクがあり、合わない場合は再手術で、股関節を取ってしまわなければいけない。
今までで2割ぐらいは合わない子がいたらしい。
あと、2週間の入院が必要で、6週間は動くことが出来ない。
6週間たてば、普通に歩けるとのこと。
骨頭切除は、痛みをとってしまうだけの手術で、骨頭がなくなるのだから、足がブラブラの状態になる。
それを筋肉でカバーしていく。
だから、手術しても入院はなく、すぐに動けるものの、普通に歩けるようになるまでに、早い子で3ヶ月くらい、遅い場合は1年くらいかかる子もいそうです。
ライラの場合あまり筋肉がなく、(それでも昔に比べたら筋肉付いたししっかりしてきたと思うけど)小さいときからけっこうのほほんとした感じなので、骨頭切除をした場合筋肉が付くの遅いだろうから、難しいかも。
人工股関節はリスクのこと、6週間の安静のことを思うと、あんまりな感じがする。
先生の意見は…
4本とも悪いから、どの足が一番痛いのかを特定するのは難しい。
ライラの中でほ、この足が痛いというのはあるだろうけど、それを見つけるのが難しいらしい。
内科的治療でいくか、手術をするのかは判断が難しいけど、今すぐに手術しなくてはいけないということはなので、よく考えて下さいと言われた。
でも、足が原因で歩けなくなるということはまずないでしょうとのこで、一安心。
ただ、筋肉が少ないから、大病をして寝込んでしまった場合に歩けなくなる可能性があるとのこと。
それと、レントゲンで診ての骨の状態と、症状とはかならずしも一致しないとのこと。
レントゲンではたいしたことなくても、歩けない子もいれば、重度の形成不全でも症状が出ない子もいるそうです。
ライラの場合、レントゲンでは、けっこう悪いけど、歩く感じを見れば、大丈夫そうな感じ。
今は痛み止めを飲んでるのもあるけど、痛み止めで普通に歩けてる。
やっぱり、今すぐに手術することもないので、痛み止め・サプリメントなどの内科的治療で様子を見ていくことにする。
あと、お散歩前のストレッチの仕方、お散歩前に温めてお散歩が終ったらクールダウンしてあげることなど、日常生活の注意点なども詳しく説明して頂きました。
行ってよかったです。